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古川展生チェロリサイタル

1夜目の『プレイズ バッハ』に続き、今日は『プレイズ ファンタジー』と銘打たれたリサイタル。
ピアニスト&ピアニカ&アコーディオンは塩入俊哉さん。

今日のプログラムは、
悪魔のロマンス:ピアソラ
チェロの為の幻想小曲集より『冷たい夢』:塩入俊哉
アディオス・ノニーノ:ピアソラ
ポルウナカベーサ:ガルデル
CANCELA:小野リサ
ヴァルス・コン・フェーゴ:ショパン/塩入俊哉
ジェラシー:ガーデ

君に出逢ってから:塩入俊哉
桜の時に:塩入俊哉
賛歌:アディエマス
白鳥:サン=サーンス
時には母のない子のように:黒人霊歌
夢のしずく:塩入俊哉
ブエノスアイレスの夏:ピアソラ
チャルダッシュ:モンティ
…アンコール1曲目は忘れました。
2曲目は、ビオスの丘:塩入俊哉

柏木さんの音色とは全く違う(どちらかと言うと古川さんの方がパワフルでアグレッシブ、柏木さんの方が柔らかくて温かい感じ)のですが、でも両方好きな音です。弾き方は全く違いますけど、音楽の感じ方とかは結構似てるんじゃないかな。ジャンル全く違うけど。

今日の曲は結構聴いたことのある曲もたくさんあって、それを生で聴けたのは幸せでした。
古川さん、ピアソラ好きなんですって仰ってたけど、私も結構好きです。
MCの中で、『インストルメンタルで歌詞がないから歌詞の意味で思いを伝えることができない分、楽器で伝える』っておっしゃったのはすごく響きました。プレイヤーさんってやっぱりそういう思いで演奏されてるんだな…。うん。
チャルダッシュは圧巻でした。チェロで弾くんですか?って思ったけど、まぁよく指が回ること回ること…。どうだ!!って見えたのは勘違いですよね(笑)。

アンコールの2曲目は沖縄で塩入さんが書かれた曲。エピソードというか塩入さんのメッセージが紹介されました。沖縄戦のとき、ビオスの丘で再開しようと約束した男の子と女の子。でも、戦火はそんな約束を容赦なく打ち破りました。必死で生きようとする男の子と女の子の願いもかなえられず。そんな丘に、蛍が飛んでくる。
涙でそうでした。優しくて、とにかく優しい曲。でも、単に柔らかいだけじゃなくて、力強さがこめられた曲。

来月も楽しみです。
by osalu-tn | 2006-06-01 00:04 | オンガク

日記にはほど遠いのですが、時々書き連ねます。


by osalu-tn